30秒でわかる要点まとめ
この記事の要点
- 現象: Search Consoleに突然「不正なページ」の警告が出現(AdSense審査・検索流入が停止)。
- 原因: Google側の誤検知の可能性が高い(URLの指定がない場合)。
- 対処: プラグイン(Wordfence)で安全性を証明し、Googleへ「審査リクエスト」を送信。
- 結果: 数日で警告が解除され、正常に戻る。
- 重要: 警告解除後は、記事がまだ検索に出ないので、「インデックス登録リクエスト」の手動送信(1日10件上限)が必須。
はじめに:ブログも「設備」も、警告は突然やってくる
設備保全エンジニアのNaoです。
普段、工場のラインで機械が突発停止すると、パトライトが赤く点灯してアラームが鳴り響きます。 実は先日、僕のこのブログ(nao-tech-memo.com)でも、とんでもない「赤ランプ」が点灯しました。
Google Search Console(通称:サチコ)を開くと、画面上部に真っ赤な帯で「セキュリティの問題:1件の問題を検出しました」との警告が。
内容は「不正なページ(Deceptive pages)」。 いわゆるフィッシング詐欺や、ウイルスをばら撒く危険なサイトへの認定です。
もちろん、そんなことはしていません。 今回は、この「Googleによる誤検知(冤罪)」を、保全マンらしく冷静に原因調査し、復旧させ、さらにその後の「検索復帰作業」までの手順を記録に残します。AdSense審査に通らず悩んでいる同業者の助けになれば幸いです。
1. 現象確認(アラーム内容)
- 発生場所: Google Search Console「セキュリティの問題」タブ
- 警告内容: 不正なページ(ソーシャルエンジニアリングの疑い)
- 影響:
- 検索結果に「このサイトは危険です」と表示される恐れ。
- 記事がインデックス(検索登録)されない。
- AdSense審査が門前払いされる(有用性の低いコンテンツ以前の問題)。
[Search Consoleの赤い警告画面のスクリーンショット]

特記事項:URLが特定されていない
警告画面の「URLの例」を見ると、「該当なし(N/A)」 となっていました。 もし本当に特定の記事がウイルス感染していれば、ここにURLが表示されるはずです。この時点で「誤検知(センサーのエラー)」の可能性が高いとアタリを付けました。
2. 原因調査(一次切り分け)
「俺はやってない!」と叫ぶだけではGoogleは納得しません。 設備保全でも「センサーが誤作動です」と報告するには、テスターで電圧を測って証明する必要があります。
今回は、WordPressのセキュリティプラグインを使って、サイト内部の「潔白」を証明しました。
使用ツール:Wordfence Security
WordPress定番のセキュリティプラグインです。無料版で十分なスキャン機能があります。
- プラグインをインストール&有効化。
- 「Scan」メニューから「Start New Scan」を実行。
- 結果:No Security Issues Found(問題なし)
これで、「サイト内部にマルウェアや改ざんされたファイルは存在しない」というエビデンスが取れました。
3. 処置(Googleへの再審査リクエスト)
原因が「Google側の誤検知」である可能性が極めて高まったため、Search Consoleから「審査をリクエスト」ボタンを押し、異議申し立てを行いました。
実際に送信した文章は以下の通りです。同じ状況になった方はコピペして使ってください。
【送信したリクエスト文面】
Google サーチコンソールチーム 御中
サイト運営者の[あなたの名前]と申します。 「不正なページ」との警告を受けましたが、本サイトは個人の技術備忘録ブログであり、フィッシング詐欺やマルウェアの配布、ユーザーを欺く行為などは一切行っておりません。
また、警告内の「URLの例」も「該当なし」となっており、具体的な問題箇所が特定されておりません。 念のためセキュリティプラグイン(Wordfence)にてサイト全体のスキャンを行いましたが、悪意のあるコードや問題は検出されませんでした。
おそらく誤検知である可能性が高いため、再審査をお願いいたします。健全なサイト運営を心がけておりますので、何卒よろしくお願い申し上げます。
4. 効果確認(復旧)
リクエスト送信から数日後、Googleから以下のメールが届きました。
「https://nao-tech-memo.com/の審査が問題なく完了しました」 …Googleのシステムで、有害なサイトやダウンロードへのリンクが含まれていないことを確認できました。警告は削除させていただきます。
Search Consoleを確認すると、あの毒々しい赤い警告帯は綺麗に消滅していました。 これで「無罪判決」確定です。
5. 【重要】忘れちゃいけない「再起動(インデックス登録)」
警告が消えて「よかった!」で終わってはいけません。 設備修理で言えば、部品を交換しただけではダメで、最後に「運転ボタン」を押さないとラインは動かないのと同じです。
実は、警告が出ている期間(指名手配中)に投稿した記事は、Googleのロボットが「危険だから近寄るな」とスルーしているため、検索結果に載っていません。
そのため、手動で「見に来て!」と呼び込む必要があります。
手順:インデックス登録リクエスト
- Google Search Consoleを開く。
- 画面上部の検索窓に、警告期間中に書いた記事のURLを入力してEnter。
- 「URL が Google に登録されていません」と表示されるのを確認。
- 「インデックス登録をリクエスト」ボタンを押す。
※注意:1日のリクエスト上限がある
このリクエスト機能、実は1日10件〜12件程度の上限(Quota)があります。 一気に全記事やりたくなりますが、上限を超えるとエラーが出るので、主力記事から優先順位をつけて数日掛けて送信しましょう。
まとめ
- 現象をよく見る(URLの指定があるか?)
- 測定器で測る(セキュリティスキャンで潔白を証明)
- 論理的に報告する(リクエスト送信)
- 再起動を忘れない(インデックス登録リクエスト)
もし、皆さんのブログに突然「赤ランプ」が点灯しても、慌ててブログを削除したりしないでください。 冷静に対処すれば必ず復旧できます。


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